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病になる言葉 [本]


「病」になる言葉──「原因不明病」時代を生き抜く

病になる言葉を読む。

子供が虐待を受けると、喘息やアトピー皮膚炎などといった、アレルギーの病気にかかりやすくなることが知られています。
大人でも、甲状腺疾患や潰瘍性大腸炎など、免疫が関係する病気は、ストレスによって悪化することがわかっています。
毒のある言葉による攻撃は、その人の気持ちを落ち込ませてうつ状態を作り出します。
全身の自律神経系を緊張状態に置き、ホルモンバランスを崩します。また、免疫力を低下させるので、病気にかかりやすくなります。持続的な免疫力の低下は、がん発生の危険性を高めます。
がんや高血圧、心臓病、胃腸病など、ストレスがらみの病気はとても多いのです。
多くの病気がストレスに関係していることがわかっています。
心の問題、言葉の問題というものは、私たちが考えている以上に、私たちの健康に大きな影響を与えているのです。
どのような言葉に囲まれて暮らしているのか、どのような人間関係を築いているのか、それは、私たちの健康と人生を左右する大きな要因です。

言葉の毒から身を守る

相手が怒っているときは黙って話を聞く。感情を動かさずに聞き流す。
相手の感情に挑発されないこと。冷静に誠実に対応する。
理不尽なことを言われた時は、「それはどういう意味ですか?」と
具体的に確認する。
言葉の真相を探ること。
相手の本当に不満や不安はどこにあるのか?

安定したセルフイメージを作り上げる、自己評価を高めることは
治療のうえでたいへん重要なポイント


自分を定義する言葉があなたの身を守る

どのような生活をしてどのような病気になるか。
それを決めているのは、心の奥底にある深い部分の
信念だと思うことがあります。
自分はこのように生きるべき、自分はこのようにしか生きられないという、
多くの人が無意識に行っている自己規定です。
自分への定義を認識して変えていかないと生活パターンはなかなか変化しないのです。
自分の生き方を見直してきちんと言語化してみる。
言葉にするということは操作可能なレベルに持ち込むということです。
的確な言葉で自分を定義して、それをさらに無理のない言葉に
置き換えていく。

今の自分を知るための文章完成法
私は誰でしょうという問いに自問自答して思いついた回答を
自由に20個記述する「WAI技法」
私は〇〇ですという回答を20個書き上げる。
回答者のアイデンティティー、自尊感情、自己評価、自己意識など、
自己に関するさまざまな見ることができる。

ストレスを引き起こす言葉の毒の犠牲にならないためには、なによりも安全で
安定的な人間関係を築く必要があります。まず、自分自身が薬になるような
言葉を選び、うまく使いこなせるようになることが大切です。

だれでもひどく落ち込むことがあります。そのとき、心に響くのは「無条件の肯定」です。
「あなたはそのままでよい」
どのような罪人であれ、無条件に肯定することができる者、それは二人だけいるといわれています。
一人は「神」もう一人は「母」です。母は象徴としての母で実際には父でも恩師でもかまいません。
いちばんつらいとき、一人だけ無条件に承認してくれる人がいる。人はそれだけで生きていけます。
そしてたまにその一言を相手に言える人になる。

人は健康であるだけでは満足できません。みんな、本当は幸せになりたいのだ。そう思います。
自分自身についてよく知っていること。その人生を良い人生だったと肯定できること。
家族や親しい友人から、そのとおりだといってもらえること。
幸せであることとは、確かにそういうことなのです。でもそれがなかなか難しい。
だからこそ、その人の人生を全面的に肯定することには、治療的な意味がある。
「すべては必要なことだった」そう思うことによって、人生のすべてが救われる。
そういうときがあります。苦しい人生だったからこそ、その言葉を自分に対して
言えるようになりたいと思うのです。

私たちが生きていること自体、不安定で不確実なものです。私たちの身体を心も
常に不安に揺さぶられ、揺れ動いている。その不安な気持ちを込めて「ありがとう」と
言ってみる。感謝するということは、他者の存在を無条件で認めること。それが
心の「作用・反作用の法則」自分に対しても「無条件の承認」をどこかで与えてくれる。

脳の内部には、普段意識にのぼらない広い領域があって、私たちはそこで起きていることを
うまく言葉にすることができない。でも、いつの間にかその部分に「書き込まれた言葉」が
私たちの行動や健康の大きな方向性を決めています。
深い部分で自分を定義しているその言葉を、より肯定的なものに書き換えることで、
自分の人生を「肯定」することができる。自分の生き方を「これでいい」を感じることができる。
それが私たちの心身を健康に保ち、幸福感を高めます。
免疫力を高めて病気に対しても強くなりうる。

言葉は自分自身を定義し、「生きる構え」を決めている。
だからこそ、言葉を大切にし、あなた自身を本当に大切にしてほしい。
自分のことを心底好きになってあげてほしい。
自分自身を愛してください

薬になる言葉

大丈夫
私はあなたの味方だよ
つらかったね。よくがんばったね。
ありがとう
これいじょうがんばらなくていいよ

ペットや赤ちゃん・・・存在自体が良い薬に。

これまでの苦労を認めてくれる言葉
安心を希望を与えてくれる言葉
信頼を表明する言葉
自分でも気づかなかった視点からの褒め言葉
これまでの苦労を具体的に評価する言葉

こうした言葉をたまにかけてもらうだけで、
人生は生きる価値があるんだなぁとしみじみ思うという方もいました。

笑顔とあいさつも薬に。

「人生では、どんなものにも意味があり、最後に息を引き取るまで、その意味は消えない」
~ヴィクトール・フランクル
無意識のうちに自分んを奥底で定義している言葉
「おまえは自分らしく生きていく資格がある」「おまえは幸せな人生を送る権利がある」とちゃんと書いてあるかどうか、ときどき確かめてください。
書かれていなければ、自分で書き換えればよいのです。
自分にふさわしい言葉を選ぶことによって、自分にふさわしい人生の意味を見出していくこと。
「人生は生きるに値するもの、自分は愛されるに値する人間」だと心と身体の奥底から実感できること。





「生きる意味」を求めて (フランクル・コレクション)


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